聞いた相手が悪い。裕樹は以前はあまり人をからかったりしなかったんだけど、先輩の性格が移ったのか、そんな性格だったのか分からないけど、昨年くらいからたまに私をからかってくるようになった。
でも、その標的はどうやら私だけではなかったようだ。
何を聞いたかといえば、先輩に裕樹があげた誕生日プレゼントのこと。
裕樹があげたカードのようなもの。あそこに書いてあったのは私の誕生日だったらしい。
それを見て、あそこまで過剰に反応していたことがなんだか嬉しかった。
もう先輩には報告済みだけど、クリスマスのときのことも教えてくれた。
あのクリスマスの日、家の外に出たら思いの他寒かったので、先輩に言えば代わりに迎えに行ってくれるんじゃないかと思ったらしい。
案の定、先輩は出かける用事もないのに、出かけて行ったそうだ。
そのことを先輩に言ったら、心配だったからと答えていた。
先輩が嘘を吐いたのは私には正直に言えなかったかららしい。
先輩の気持ちは裕樹には筒抜けだったみたい。
裕樹の話が全てなのか分からない。
でも、少なくとも先輩や私の気持ちにもあっさり気づいていたということ。
彼は無関心そうに見えて、意外とよく見ているのだろう。
私の場合は分かりやすいということがあるかもしれないけど。
「知りたかったんだから、仕方ないだろう。あいつが話だけもちかけて教えないし」
でも、その標的はどうやら私だけではなかったようだ。
何を聞いたかといえば、先輩に裕樹があげた誕生日プレゼントのこと。
裕樹があげたカードのようなもの。あそこに書いてあったのは私の誕生日だったらしい。
それを見て、あそこまで過剰に反応していたことがなんだか嬉しかった。
もう先輩には報告済みだけど、クリスマスのときのことも教えてくれた。
あのクリスマスの日、家の外に出たら思いの他寒かったので、先輩に言えば代わりに迎えに行ってくれるんじゃないかと思ったらしい。
案の定、先輩は出かける用事もないのに、出かけて行ったそうだ。
そのことを先輩に言ったら、心配だったからと答えていた。
先輩が嘘を吐いたのは私には正直に言えなかったかららしい。
先輩の気持ちは裕樹には筒抜けだったみたい。
裕樹の話が全てなのか分からない。
でも、少なくとも先輩や私の気持ちにもあっさり気づいていたということ。
彼は無関心そうに見えて、意外とよく見ているのだろう。
私の場合は分かりやすいということがあるかもしれないけど。
「知りたかったんだから、仕方ないだろう。あいつが話だけもちかけて教えないし」



