隣の先輩

「朝っぱらからセクハラ?」



 咲のすぐ後ろに見慣れない人が立っていた。



 一目で綺麗な髪をしていると分かるほど、艶のある髪をした人。


 その髪は肩より少し下のラインで整えられている。


 可愛いという印象を第一にもった咲とは違い、綺麗な人だと思った。


 でも、誰かに似ているような気がする。


 何年なんだろう。西原先輩と同じ学年だろうか。


「げっ。愛理 」


「げって、何よ」

 その人は鋭い眼差しを依田さんに向けている。彼女は腰に手を当てると、ため息を吐く。