隣の先輩

 依田先輩の笑い声が聞こえてきて、西原先輩が少し怒ったような声を出していた。


 何を話しているんだろう。

 でも、聞こえてくる会話を盗み聞きすることもできなかったし、

 あまり気にしないようにするしかない。


 愛理の部屋に入るとベッドや本棚などが並んでいた。


 思ったよりも物持ちがいいというのが第一印象だった。


「あまり何もないけど、見たいものとかある?」

「そういえば、西原先輩と同じ中学だったの?」


 と私。


 愛理はうなずく。そして、にっと微笑む。


「うん。お兄ちゃんも、宮脇先輩も一緒。アルバムとか見たい?」


「あるの?」

「物置に置いてあるよ。持ってくるね」


 彼女はそういい残すと、部屋を出て行った。

 戻ってきた愛理の手にはアルバムが握られていた。


 そして、彼女は躊躇なく開く。


 彼女が真っ先に開いたページに私は西原先輩を見つける。