隣の先輩


 私たちはソファに座ることにした。


 咲が広いと言っていた意味が分かる気がする。


 私は愛理にプレゼントを渡す。彼女はそれを笑顔で受け取ってくれた。


 彼女が封をあけたとき、依田先輩が部屋に入ってきた。


 愛理は笑顔でその私達のあげたプレゼントを見せていた。


「それをもらったんだ」


 依田先輩がちらっと私を見た気がした。一瞬戸惑ったような表情をしていたけど、私には意味が分からずに、先輩に会釈する。


 愛理はプレゼントを置くと、ジュースを出そうとした。


「お兄ちゃんもいる?」


「俺は後から出いいよ」


 そういうと、依田先輩はリビングを出て行った。


 顔を出しに来てくれたのかな。


 愛理が三人分のオレンジジュースを持ってきてくれた。


 彼女の出してくれたお菓子を食べ、適当な話で盛り上がっていたとき、チャイムの音が鳴る。


「え? 何だろう」


 愛理はリビングにあるインターフォンを押す。


「西原だけど、賢はいる?」