隣の先輩

 その比較の相手はどうやら彼女の兄のようだった。


 でも、来年大学生になるお兄さんと愛理ではそれなりに差が出ていてもおかしくないんだから、

ライバル視することがどうなのかなと思ってしまうけどそんな理屈は愛理には関係ないみたいだった。


「真由はもう終わったの?」


 愛理に卓球の報告をすると、目を丸めていた。


 ちなみに咲は試合の順番待ちなので、ここにはいなかった。


「終わったかな。その分、クラスメイトを応援をするよ」

「本当は西原先輩を見に行きたいんじゃないの?」


 愛理はそうからかうように言う。


「そんなこと」


 ないわけはない。


 でも、体育館は女子が占領していて、グラウンドは男子が占領している感じになっている。