隣の先輩

 咲と似たような感じなんだろうか。


「時間が空いたら応援に行ってやるよ」

「止めてください。来なくていいです」


 ただ無様な姿を見られるだけだから。


 宮脇先輩の応援をするついでならともかく。

「運動苦手そうだもんな」


「いいんですよ。別に」


 私は頬を膨らませる。


 そのとき、先輩の手が私の頬に伸びていた。


 先輩の手が私の頬をつつく。



「先輩っ」


「いや、何か押したくなって」


 この人は絶対に私のことを女として見ていないんだろうな。