「あまり気にしなくていいと思うよ。たまに学校帰りでも少し遠回りして見に行こうよ」
咲は私の言葉に少し驚いていた。
彼女はしっかりしているとは思う。でも、控えめすぎるところがある気がした。
それを本人が苦にしていなかったら別にいいんだけど。自信がないのかなと思うことがたまにある。
美人で可愛くて、勉強も運動もできる。性格も優しくて、人の気持ちをいつも汲み取っていて。悪いところを探せと言われれば難しいくらいあるのに。
「そうだね」
彼女は照れながらも笑ってくれていた。
傍目には器用にみえるけど、不器用なんだろう。
そんな彼女にとって私とかが自分を出せる存在であったらいいなと思っていた。



