隣の先輩

「ありがとう。場違いな感じがして、かなり居心地が悪かったんだよね。男一人でいる人もほとんどいないし」


 男の人はちらほらいるが、恋人らしき人と一緒にいる人が多くて依田先輩が肩身が狭い気持ちを味わっていたのも分かる気がした。


 依田先輩は少しだけ頬を赤くして、笑顔を浮かべていた。


 先輩の言葉に笑いながらも、そういう笑顔を浮かべられると、やっぱりどきっとしてしまう。


 私と先輩はそれから数軒よさそうな店を回っていた。


 それから大体目星をつけたみたいで、結局財布を買っていた。


「ありがとう」


 彼は袋を手に笑顔を浮かべる。


「いえ。私も楽しかったですから」



 咲とも愛理の誕生日をどうするか相談しておいたほうがいいかもしれないと思った。