それに併せて父親の転勤が決まったこともあり、高校は本命も滑り止めもこの辺りの学校を選択していた。 友達と同じ学校に行けないのは残念だったが、仕方ないと思うからだ。 私は母親から少し遅れたお礼の言葉を受け取り、リビングの右手にある部屋に入ることにした。 ドアノブを捻ると、山のように段ボールの積み重ねられた部屋が目に飛び込んでくる。