隣の先輩

「あ、悪い」


 先輩は目を擦りながら、荷物を受け取った。


「先輩って、寝起き悪いんですね」

「確かに悪いかもね」

 まだ、何度か欠伸を噛み殺している。

「コーヒーでも飲みましょうか?」

 受験で忙しいのに、こんなところに連れ出して悪かったかもしれない。

「そうだな」


 先輩はまた欠伸をしていた。


 私たちは遊園地に入る前に近くのお店でコーヒーを飲むことにした。