チュンチュン…… キキキキ… 私達は、森を歩いていた。 「ウィルさん…まだっすか?」 と紅が言った。 「まだまだだな。」 「まだなのかよ…天使なら飛べばいいのによ…(ボソリ」 くるっ ウィルは振り返った。 「じゃあ、ここらで良いか…」 「どういうこと?」 私は、言った 「ククク……愚かな人間共……」 「アリスは馬鹿だが俺は、違う」 ベシッ 私は、拳で思いきり紅の頭に拳骨した。