「へえ? 百戦錬磨の高部センセーでも、中学生を見破れないとはねえ」 「う、うるせー」 「たしか、青少年保護育成条例にひっかかるんじゃ……」 「だからっ! あいつが18才だと言ったんだ。 今年短大に受かったって。 しかも、まだヤル前だった!」 必死に弁解する姿がおかしくてたまらない。 俺は笑いをかみころしながら言った。 「大人の女しか相手にしないんですもんね、センセーは」 「ううっ! くそお。 ほら、勉強始めるぞ!」