「大輔、新しいクラスはどうだったの?」 エロ家庭教師を玄関で一緒に見送った後、お袋が聞いてきた。 「べつに」 俺は自分の部屋に戻る足を止めずに答えた。 「担任の先生はどんな方?」 「ふつう」 「ふつうってことないでしょ。 男性?女性?お年はどれくらい?担当教科は?」 お袋に腕を引っぱられ、俺は立ち止まった。