「ただいまー」 「おかえり」 俺に挨拶をよこすと、お袋はセンセーに笑顔を向けた。 「こんばんは、先生」 「お邪魔しています」 センセーも軽く会釈を返した。 お袋は部屋に入ってくると、俺に1通のエアメールを差し出した。 「はい。また来てたわよ」 「ああ、サンキュ……」 俺はそれを引き出しにしまった。