「じゃあ、そいつが俺と並んで歩いてデートしてるとこ想像して」 鏡越しに私を見て、奈良坂君がそう言った。 私は言われるままに、鏡の中にその女優さんを想像して、奈良坂君の横に立たせた。 二人が仲良く手をつないで楽しそうに喋りながら街を歩く姿を想像する。 ――ズキン―― 「で?どうよ。 そういうの想像して明日香はどう思う?」 「どうって……」 「お似合いだなあ、いいなあって思うわけ?」 「それは……」