頼むよ、ってそう言われてるみたいで…… ――私は、無言の圧力に耐え切れず、小さく手をあげた。 すると、先生の目が急に優しくになり、 と思ったら、私を見ていた視線が少し横に動いて、先生の顔が満面の笑みに変わった。 ん? 先生の視線を追うと…… 金髪王子も手をあげていた。