金髪王子〜イケメンハーフは同級生〜


あれこれ考えていた私の顔を見て、奈良坂君は諦めたように聞いてきた。


「お袋からはあの人の写真を見せられただけなんだろ?」


「うん」


私は頷いた。


「あの人のこと、いつかは話さなきゃ、とは思ってた。
いい機会だから話しとく」


私は黙って話を聞いた。


「俺の親父は、さっきの優勝者の国の国王の息子で、カール・トーマス・グスタフソンって言うんだ。
まだ若い頃、イギリスに留学していたカールとお袋は大学で出会って、二人は付き合った。
でも、自由気ままに生きていたお袋は窮屈な王室に入るのを嫌がって、二人は帰国を機に別れたんだ。
ところが、帰国後、お袋は妊娠していることに気づいた。
それでもお袋はカールには伝えなかったし、周りの人間にも父親が誰なのかは秘密にして、一人で俺を産んだ」