新田との話が途切れたとき、大野が強引に割り込んできた。 「ねえ、王子、一緒に体育祭委員やろうよ!」 「体育祭委員?」 意表をつかれて、思わず聞き返した。 こいつの話は本当にあっちこっちよく飛ぶ。 「うん! 体育祭ってすごく盛り上がるじゃん。 応援団とか去年かっこよかったし。 一緒にやろうよ~」 俺はすぐに首を横に振った。 「部活が忙しいから却下」