「綾音~~~」 私は綾音に抱きついて一部始終を話した。 「申し訳ないし情けないし、私どうしていいかわからない」 「そう、困ったわね……」 「うん」 「買うっていってもねえ。 自分のお金を出すなんていうのは論外だけど。 でも、クラスの予算はもうほとんど使い道が決まってるのよね?」 「うん」 私達が話していると、電話を終えたらしい奈良坂君が教室に入ってきた。 「ないもんはあるところから借りるしかないだろ」