どうしよう、どうしよう…… 委員長は質問に来たほかの委員の相談に乗り始めた。 奈良坂君は、荷物をまとめ、視聴覚室を出て行こうとしている。 どうしよう。 私のせいで…… 私は慌てて奈良坂君を追った。 「奈良坂君!」 廊下で奈良坂君に追いつくと、私は深く頭を下げた。 「ごめんなさい! 私、うっかりしてて。 備品は全部田中君と礼奈の家で借りられるって思い込んでて。 本当にごめんなさい!」