そうだった! 田中君に言われたじゃん。 教室の窓を覆うのに暗幕がいるって。 私、メモもしたのに! すっかり忘れてた…… そのとき、委員長が手元の書類を確認しながら言った。 「暗幕は全然足りなくてね。 無理言って必要枚数だけ買ってもらうことにしたんだけど、 もうこれ以上は予算出せないって先生から言われてるんだ。 悪いけど自分たちで何とか調達してくれ」 「そうですか。 わかりました」 委員長と奈良坂君の会話は淡々としていた。