ったく。

朝っぱらからあの元気はどこから出てくるんだか……



と、上履きにはきかえようとしていた明日香がこっちを見ているのに気づいた。


「おう」

「お、おはよう……」


なんだか申し訳なさそうな顔をしている。


「どうかしたのか?」


声をかけると、いきなり謝ってきた。

「ごめんなさい」

「は?なにが?」


俺、謝られるようなことされたか?