「わかった。 じゃあ、お昼ご飯食べたあとでいい?」 「ああ」 俺たちが約束し終えると、ちょうど駅に着いた。 家へ帰る明日香と、学園へ戻る俺とは、向かうホームが反対だった。 「じゃ」 「うん、またね」 微笑んで手を振る明日香と別れ、俺は一人になった。 はぁーっ。 図書室かぁ……