でも奈良坂君はまったく相手にしなかった。 「用が済んだら、俺は部活に戻る」 「えー、せっかく一度帰るのに、また学園に戻るの?」 礼奈は唇をとがらせた。 「別におまえは戻ってこなくていい。 俺は戻るって言ってるだけだ」 「えー、だって、王子の剣道姿見たいし~」 「毎日道場に来るなよ。 帰ってやることあんだろ?」 えー、礼奈って毎日奈良坂君の剣道見に行ってるんだ! すごい……