「ったりまえだろ。 明日香だって文化祭委員だろ? 俺一人に仕事押しつける気かよ」 「そんな押し付けるなんて! わかった、一緒に行くよ」 私は慌ててOKしたけど、礼奈は不満そうだった。 「王子だけでいいのに~」 などとぶつぶつ文句を言っている。 しかし、奈良坂君はさっさと席に戻って荷物をまとめ、出口へ向かった。 私も礼奈も慌ててかばんを持ってあとに続いた。 外に出ると、礼奈はさっそく奈良坂君の腕に自分の腕を絡めた。 「王子と一緒に帰れるなんて幸せ~」