しかし、礼奈はますますあきれたようだった。 「えーっ? クラス違っててもみんな知ってるわよ。 栞、ちょっと、大丈夫?」 私は冷や汗を垂らしながら、笑うしかなかった…… うーん、たしかに、そういう情報にうといんだよね、私。 自分自身が好きな人とかいなかったせいもあるんだろうけど…… でもまあ、なにはともあれ、脚本は斉藤さんと新田君でやってくれることになったから、まあいいや。 斉藤さんと新田君が仲良く席に戻っていくと、礼奈は奈良坂君に話しかけた。