交点の烈~沈黙するケイタイ~

「長いな……」

 ぼそりとつぶやいた。いっそ戦闘機でも借りて飛べば良かったか?

 そんな事を考える。

 戦闘機では途中で給油が必要となるが、それでもジリジリと待つ事も無かったかもしれない。

今更、言っても仕方がない……深い溜息を何度か漏らしながら、日本に到着するのを待つ事にした。

 さすがに銃やナイフの手入れをする訳にはいかない。

 機内食やワインを味わいながら、常備されている雑誌に目を通してやり過ごした。