交点の烈~沈黙するケイタイ~

 歩きながらメールを打つ。

[しばらくメールは出来ない。それまで待て]

[解った]

 手続きを済ませると、他の客とは異なる通路に案内される。

 そこを通ると、搭乗する飛行機は他の客と同じジャンボジェットに到着した。

 ファーストクラスに促される。もちろん銃やナイフを携帯している、それが許される存在がベリルだ。

「お飲み物はいかがですか?」

 爽やかな笑顔で問いかけるキャビンアテンダントにコーヒーと応えた。

 心なしか、他の客よりも優しい応対のキャビンアテンダントに彼はまったく気がつかない。

 東京までおよそ10時間のフライトだ。