【茶】Brown love★ブスが恋して何が悪い!!


祥子が教えてくれたのは、この間の裏技的なものとは違って本格的。

ちょっとでも気を緩めたりしたら、取り返しのつかない事になりそう。

祥子の放つ、一言一句を聞き逃さないように、耳をダンボにして。

不器用ながらも、彼女の手つきを真似て。

先生が言っていたように『美味しくなぁれ』と心の中で、唱えた。

目の前の材料たちは、それに応えてくれるかのように、祥子の家のキッチンの中でダンスパーティーを始めたようにも見える。

愛情をたっぷり込めて出来上がったのは、ピンクと茶色のフワフワした丸い形のお菓子。


「初めてにしては、上出来ね」

「祥子の教えがいいんだよ」

「あら、どうも」

祥子は、当たり前よとでも言いたそうに、自信に満ち溢れている。