【茶】Brown love★ブスが恋して何が悪い!!


「奥村くん、からかうなら構わないで!!」

ちょっとでもドキドキした私が、バカみたい。絶対見返してやるんだから!!

そして、約束の日曜日を向かえた。

この間は、祥子との時間を楽しむ程度にしか考えていなかった。けど、今は違う。

見返すだけじゃなくて、本当に振り向かせてみせるんだから。

あんな、偽り女王に負けないんだからね!

気合を入れ、エプロンと三角布、それと今日の為に用意したラッピングセットを丁寧にバッグに入れて、家を出た。


「祥子先生、お願いします!!」

「いゃねえ、先生だなんて」

とかなんとか言いながらも嬉しそう。でも、その顔の横で片手をお辞儀させるのは、止めようよ。

美人がオバサンに早変わりだよ。