「密会だなんて…私…変な風には思ってませんから」


「さ、帰るか〜」


先生は背伸びをして教室から出ようとした


「先生!忘れようとしても忘れられないのなら、無理して忘れなくてもいいと思いますよ」


後ろからそう語りかけると、先生は手を上げて歩いて行った


それは私が自分自身にも語りかけたセリフ


忘れようとしても、無理に決まってるよね


トボトボと歩いて下駄箱へ向かう


未練タラタラか〜


先生…


私も先生に未練タラタラだよ


抱き締めるなんてズルイ


先生と密会…


楽しかったです…