それを眺めている私とその隣には、直人の双子の弟夢人。 「………なぁ……空……なんでたよ……なぁっ!!」 直人が更にお姉ちゃんにしがみつく。 ズキッ……… 「………っ……直人……やめなよ!……もうやめてっ!」 その光景を見ていたくなくて私は、一生懸命直人を止める。 「………なぁ……おいっ!!…空!……俺を置いていくなよ!!」 直人は止まる気配がない。