⌒⌒Kiyona
\/side


次の日のお昼。
食堂では、真弓の怒鳴り声が響き渡っていた。


「あんた昨日何したか分かってんの!?」


その怒鳴り声が向けられている人物は、怒鳴られながらも笑みを壊さないキモい品川。


「いい!?聖菜と須藤くんは、今大事な時期なの!!」


って、おおい!!


「ちょっと!真弓!」


そんな事大声で言うんじゃねぇよ!
あたしだって昨日気付いたんだから……。


慌てて真弓の腕を掴んで止めようとすると、真弓はすごい怖い顔であたしを睨んできた。


「あ!?あんたは黙ってなさい!」


「は、はいっ」


しまった。
あまりの恐ろしさに、引いてしまった。


すると真弓は再び品川に視線を向ける。


「あたしからお願いするわ。大事な友達の聖菜に軽い気持ちで近づかないで」


ま……真弓ぃ~!!
たまにはいい事いってくれるじゃないかぁー!!!


あたしは少し目に涙を浮かべる。
……と。


「これ以上、ゴタゴタに巻き込まれるあたしの身にもなってよね」


……え?


真弓の言葉に目がテンになる。


「え?真弓……?」


「毎回毎回、ウジウジ相談されていい加減やんなってきてんの」


おいおい。
あんた、どこまで性格悪いんだよ!?