「それは俺の姉貴だよ」


「…………ふぇ?」



「だから“恵梨”は俺の姉貴の名前」



「うそっ!……でも好きか嫌いって聞かれてた」




璃久くんは呆れた表情で私に近付いてきた


「それ、姉貴の口癖みたいなもの
いつも俺に聞いてくるんだよ。」




そうだったの……
あの電話はお姉さんからの・・・・電話だったんだ