「そういえば、なんで璃久くんが私の家に来たの?」 私が聞くと璃久くんが「あー…」と思い出したように言った。 「コレを母さんに詩音の家に持っていけって頼まれたから」 璃久くんは袋から肉じゃがが入っているタッパーを取り出した 「肉じゃが?」 「詩音好きだろ? これ作り余ったから詩音に食べさせたいって母さんが…」