もう…終わりにしよう。璃久くん 「璃久くん… 私たち、幼馴染みに戻ろう?」 せめて璃久くんとの関係は残して… ただ最初の頃に戻るだけ 「璃久くん……… 別れよう。私たち」 まさか私から別れを告げるなんて思いもしなかった ………けど、これが現実なんだ。 「詩音はそれでいいんだな?」 「うん。別れよう」 璃久くんは美波ちゃんの腕を引っ張って私の横を通り過ぎた。 「わかった。」 ただこの一言で私たちの関係は 本当に終わったんだ。