「詩音なんだよ?」



「杉田くんが出てきた」



少し疲れた様子で塾から杉田くんが出てきた。


ナイスタイミング!!


私はつかさず杉田くんの目の前に立った

「ちょっと待って…」


「なんですか?」


杉田くんはダルそうに私のかおを見た。

少し璃久くんに似てる・・・・じゃなくて!!


「あの、私…木下詩音です
長谷川藍ちゃんの友だちです。」