ざわざわ…… この世界には音が溢れている。 それは、俺の心を癒していくんだ。 もう、ヘッドフォンもイヤホンもしていない。 さぁっ…… 風が耳のわきを通る。 また、笑っているんだろ? 華。 風となった君の声はちゃんと聞こえているよ。 空を見上げて、耳を澄まして。 俺は幸せです。 見えないアナタへ伝えたい。 今度会ったら、突き落とした理由、ちゃんと聞いてやるからな。 【END】