昨日の段階では、エースの目的は睡蓮会を潰す事も目的の一つだったはずだ。だが今のエースの発言を聞く限り、昨夜に起きた睡蓮会本部での出来事を見て、目的が変わったのだった。
「それは睡蓮会を守る事にも繋がる事です。正直あなた方を守るつもりなど俺にはないのですが、事態が事態なので見て見ぬフリをする事も出来ない…おそらくですが笹井さん。今日の段階で睡蓮会の大幹部の半分以上がミストの連中に殺害される事になります」
ここで初めて笹井の表情が変化した。今までの笹井の表情は、ある種の客人を扱うような気遣いがあり、柔らかいものだった。
だが先ほどのエースの発言を聞いた笹井の表情は、軍人にも似た威圧的な顔つきをしている。
「それはどう言う事だ」
「簡単です。ミストが椎名製薬の工場を襲撃し、本社に籠城をした経緯。それに少数精鋭で睡蓮会本社を襲撃した…それは一連の流れを生み出す大きなうねりを感じさせる行為。何で睡蓮会本部にミストのリーダーが出向く必要があるのかを考えれば何となく察しはつくと思いますが…わからないですか?」
「…それは何だ?」
エースは内心、様々な葛藤と闘っていた。それは今からエースがやろうとしている事が、ある種の裏切り行為にも取れる行為だったからだ。
これはエースが考えて考えて、出した結論だ。最善を尽くして味方を助けるための行為。
犠牲は出さないと決めて行動していたのに、ハヤトは凶弾に倒れてしまった。エースはハヤトが意識を取り戻した事を知らない。
エースの中では、ハヤトに重症を負わせる事態になった事にかなりの負い目を感じていた。偉そうにハヤトに自分の身体を大切にしろと言い、俺が全力で助けてやると約束してこのざまだ。
自分の予測や能力を過信したエースの過ち。自分の過去と向き合うチャンスだと思って睡蓮会の事を調べていたが、自分の都合でハヤト達をこれ以上の危険に合せる為にはいかない。
エースは睡蓮会と手を組む方法を選んだ。睡蓮会の幹部と密約を取り、自分達の立場を良くしようと考えたのだ。
これ以上の犠牲を出さないために…。
「それは睡蓮会を守る事にも繋がる事です。正直あなた方を守るつもりなど俺にはないのですが、事態が事態なので見て見ぬフリをする事も出来ない…おそらくですが笹井さん。今日の段階で睡蓮会の大幹部の半分以上がミストの連中に殺害される事になります」
ここで初めて笹井の表情が変化した。今までの笹井の表情は、ある種の客人を扱うような気遣いがあり、柔らかいものだった。
だが先ほどのエースの発言を聞いた笹井の表情は、軍人にも似た威圧的な顔つきをしている。
「それはどう言う事だ」
「簡単です。ミストが椎名製薬の工場を襲撃し、本社に籠城をした経緯。それに少数精鋭で睡蓮会本社を襲撃した…それは一連の流れを生み出す大きなうねりを感じさせる行為。何で睡蓮会本部にミストのリーダーが出向く必要があるのかを考えれば何となく察しはつくと思いますが…わからないですか?」
「…それは何だ?」
エースは内心、様々な葛藤と闘っていた。それは今からエースがやろうとしている事が、ある種の裏切り行為にも取れる行為だったからだ。
これはエースが考えて考えて、出した結論だ。最善を尽くして味方を助けるための行為。
犠牲は出さないと決めて行動していたのに、ハヤトは凶弾に倒れてしまった。エースはハヤトが意識を取り戻した事を知らない。
エースの中では、ハヤトに重症を負わせる事態になった事にかなりの負い目を感じていた。偉そうにハヤトに自分の身体を大切にしろと言い、俺が全力で助けてやると約束してこのざまだ。
自分の予測や能力を過信したエースの過ち。自分の過去と向き合うチャンスだと思って睡蓮会の事を調べていたが、自分の都合でハヤト達をこれ以上の危険に合せる為にはいかない。
エースは睡蓮会と手を組む方法を選んだ。睡蓮会の幹部と密約を取り、自分達の立場を良くしようと考えたのだ。
これ以上の犠牲を出さないために…。



