神への挑戦

彼等にしてみれば、エースは明らかに不振人物。睡蓮会の裏ルートから来たエースの言葉など信用出来る訳がなかった。

「そうだな…確かここにシンが居るはずだよな?シンをここに呼んできてくれよ。そうすれば、俺の正体が解るはずだからよ」

カツミとの遭遇でシンがこの場所に居る事は解っていたエースは、目の前の男にそう話した。カツミがエースの事を知っているのであれば、シンも同じ様に知っているはす…。

エースは自分のカンを頼りにそう話した。

「…ちょっと待ってろ」

男は携帯を取り出すと、電話をかけだした。少しの時間待つと電話相手は電話に出たようで、何やらコソコソ会話を開始したようだ。

エースはその姿を確認すると、携帯をこっちに渡すように言う。男は少し悩んだ後、エースに携帯を渡した。

「よう。俺はエースってもんだ…解るよな?」

「えぇ…どうやらカツミは監禁に失敗した様ですね」

シンは間を置く事なくそう話した。

「俺を監禁するには少し策がお粗末だったからな。あの程度では俺を止める事なんて出来ないさ…」

「なるほど…次は気をつけますよ」

「次なんざないさ…俺もそんなに暇じゃないんでね。あんな遊びは一回で十分だ」

「そうですか…今からそちらに要件を聞きに向かいます。その入口を出た先に応接室がありますので、そこで待ってて下さい」

シンはそう話すと電話を男に変わる様に話した。エースは携帯を男に返すと、男は二、三会話をした後、携帯を切りエースを入口の中に案内した…。

シンが話していた様に、入口の先には応接室の様な少し豪勢な場所に到着し、傷一つない豪勢なソファーや、骨董品などが並ぶ部屋があった。