誰から教わったのかというと、一人しかいないけれど。 「こんな時にもお前は抜かりないね。まあ、それがお前の魅力なんだろうけれど。」 そうこれは、身についてしまった習慣。 『私を誰だと?』 私はこの街の頂点に立つ者。 顔だけ振り向き口端をつり上げ、襖をしめた。 *