恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

ガチャ!

「さや~っ、いるか?」



また!

お兄ちゃんが、いつものごとく部屋に突然入ってくる。



あ…ぶなかったぁ。

部屋着に着替える直前だったよ。



月ちゃんは、お父さんや兄弟に裸を見られても平気っていうけど

私は嫌なんだよねぇ。

特にお兄ちゃんに肌を見られるのは…何となくヤだ。




「…何か用?」

「うぉ~、怖ぇ。何怒ってんだ?」

お兄ちゃんも、絹川くんみたいなトコあるよね。

明らかに私の嫌がる事してるのに

何で怒ってんのかわかんねぇ?みたいな態度。

ったくもぉ。




「も~、お風呂入ってさっさと寝て明日に備えてよねぇ。また今日も遅刻したんでしょ?」

「はは、バレたか。でも今日はちゃんとガッコ行ったし?」

当たり前だってば。

「着替えるから出てってー」