恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

き…気持ち良く!?何それ。

「あ~、今変なコト想像したろ」

「し…してません~っ」

「ははっ、とにかくついて来いよ」

「いかがわしい場所だったら…走って帰るからね?」

「ひど。オレってそういうオトコに見えるかぁ?」

…十分見えるってば。

しかも、絹川くんが言うと全体的にエロく聞こえるんだってば。

あーやだやだ。









そう言う絹川くんに連れて来られたのは、




爆音響く、ゲーセンだった。





うわ…うるさっ。

思わず耳を塞ぐ。

「こーいう所、慣れてな~い」

「楽しいぜ~。ほら、普段ストレス溜まってるヤツは特に」

絹川くんはニヤリと笑う。

ストレス?

「えっ、別に普段ストレスなんか感じてないけど?」

「まぁまぁ。出始めはコレだな」

絹川くんはポケットから小銭をたくさん出すと、私の手に握らせる。

うわ…100円がいっぱい。



目の前にあるバイクに跨ると、私を後ろに促した。

『レーサー気分』?

何このゲーム。