恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

「月ちゃん、空き教室でお弁当食べてくる…。

戻って来なかったら、助けに来てね?」


「行ってらっしゃ~い」


ニコニコする月ちゃんとは反対に、私の心は重い。


廊下に出ると、嬉しそうな顔した額田(ぬかた)先輩が私が来るのを、今か今かと待ち構えていた。




「机に突っ伏してたけど、気分悪いのか?」


「いえ…」


めちゃくちゃ気分悪いってば。





あぁ…


誰か助けて。