恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

「あんた目ぇ悪いだろ?かわいい顔して、たまにすげぇ目つき悪い。迫力あって、オレでも怖ぇ~って思うぜ」


絹川くん、一人で爆笑してる。

まぁ…あのお兄ちゃんの妹だし、そんな顔してると言われると…否定はできない。


人に言われた事はないけどね?



「額田もさ、その顔にやられたつってたわ」

「目つきの悪さぁ?」

「いや、あんたがジーッと見上げる視線がたまんねぇって…」

「なっ…何よその言い方…」



「だからさ、もうそういう変な気おこすヤツが現れる前に、オレとしては予防しときたいわけだな。

決まり、今日買い行くから。放課後逃げたら…殺す」

絹川くんはニヤリと笑い、私の喉元に指を突き立てる。



「こっ…殺すとか、物騒な事言わないでよぉ…」

やっぱり本当にガラ悪いよぉ…。何なのこいつ。



「マジだから。ま、オレの殺し方は色々あってぇ…。

褒め殺し、キス攻め、お触り…どれにする?」

「はぁっ!?ど…れも嫌だしっ。何言ってんの!?」