「やっば~い」
「どしたの、月ちゃん」
朝、教室に着いて机にノートをしまってると、月ちゃんが私の元へとタタタと駆け寄ってくる。
「さや、額田先輩は?今日まだ会ってないよね」
「うん。お陰様で~。今日はハッピーな一日が遅れそうだよ」
「呑気だなぁ。額田先輩、憂さ晴らしに昨日夜中まで遊んでたらしいよ?」
「へぇ…そうなんだ」
先輩がそんな時間まで遊んでようが、別に関係ないし?
「しかも~、途中で絹川当麻とやり合って、二人共…補導されたらしい!」
えーっ!補導!?
「ちょ、ちょっと待ってよ。何で絹川くんまで…」
ドキドキしてくる。
やっぱり…
絹川くんは…。