恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

友達の月(つき)ちゃんが、ニコニコ笑って私の方へ歩み寄ってくる。


「さや~、お呼びだし」


「んー…。お願い、気分悪そうって言ってよ」


机に突っ伏し、顔を隠す。


「無理だよ~。元気って言っちゃったし…。ま、今日も楽しいランチタイムだね。頑張って!」


さいあく…。





先輩が私につきまとう事で、私の友達である月ちゃんにまで先輩の友達が挨拶してくれるから、


月ちゃんは、毎日気分がいいって喜んでる。


学校でのポジションがワンランク上になったとか言われても、それは私の犠牲と引き換えなんだよ?