恋するキャンディ～私だけの甘々不良彼氏

私が差し出した、

ポップンキャンディをほおばる当麻くん。

これが、いつの間にか当麻くんのお気に入りになっちゃったんだ。



当麻くん曰わく、

タバコ代わりの、眠気覚ましらしーんだけど。






私からしたら、どうも天ちゃん先輩を思い出しているのかなぁ

…なんて

思っちゃうんだよね。







味はもちろん、例のミルク味じゃなくて

当麻くんも食べやすい

コーラ味。

これなら、大丈夫みたい。









そして、このキャンディは

キス防止にも、なる。










食べてる間は、

当麻くん…頬の横でキャンディを転がしながら

棒だけになるまで、ちゃんと真面目に勉強してる。






後輩たちがたまに覗きに来るこの空き教室で、まさかいちゃついたりできないからね。

ここにいる間は、キスも我慢。

だって、私たちのキスは…

人に見せられないもん。








ちょっと唇を触れ合うだけのつもりが、

当麻くんのキスはそれだけじゃ終わらないから…。