「嫌じゃねーだろ?もっと~って言えよ」

「やだっ!」

当麻くん、完全に楽しんでるよ。






じゃれあいながら、病院の外に出ると…




そこで、当麻くんの足が止まった。









「当麻くん、どーしたの?」

その視線の先には…










数台の車とバイクが止まっていた。










しかも、全部…

ド派手っ!











「あいつら…マジかよ。今からお楽しみだってのに邪魔すんなよ」

「え?」

「いや。別にぃ?」


当麻くんは、ニヤニヤしながらバイク集団の方に歩いていく。








あれは…

先頭の黒塗りの車の中にいるのは





天ちゃん先輩だね。





みんなで…

当麻くんを迎えに来てくれたんだ。