恋するキャンディ~私だけの甘々不良彼氏

「…嬉しかったぁ。私の為に、戻って来てくれて…ありがとう」

当麻くんを包み込むように、もう一度布団の上から抱きしめた。

すると…

当麻くんは、その上から力いっぱい私を抱きしめた。

「…んだよ。別れるつっただろ」

更にギュウウと締め付けられる。




言ってる事と、やってる事

チグハグだよぉ?




また…すごい笑顔だし。




「…好き。もう、離れられないよ」

当麻くんの上に体半分覆い被さっている。怪我してるのも気にならない位、当麻くんの腕は、まだ私を強く抱き締めている。

少し顎を上げ、当麻くんの胸に顎をのせる。

「…私、重くない?」

「は?全然。怪我してても、さやなら大歓迎」

当麻くんはニヤリと笑って、私の背中を軽く触る。

「えっ!?」


胸の圧迫感が、一気になくなる。一発でホック外すってどういう事!?

「何?ここで…やる?」

「やらないよっ。もぉ…ちょっとトイレ行って来るね」

嘘~、何なの。このエロさ。病人なのに、全然変わってないし

外されたブラが、胸の下でスカスカ動いて気持ち悪い。

慌てて病室を出た。